朝ご飯から推察
思いついたままに書いてます。乱文をお許しください。
目覚めた身体には温かい汁物(味噌汁やお茶など)を取り入れたくなります。
胃の中に温かいものが入ることで、食べ物を消化する準備が整うような気がしています。
そんな気分のなか、我々人間の歴史を振り返りますと、蛇口を捻ればお湯が出て、コンロを捻れば火が点くなんてことは当たり前ですがつい最近のことでして、
それまでの何万年という歴史のなかでは考えられないことであることに気づきました。
昔であれば水を汲み、火をおこし、収穫し、下ごしらえをして調理してから食事となります。
この間、1〜2時間でしょうか。
現代での暮らしがいかに便利であり、身体を使うことなく食事を手にしているかが分かります。
確かに、起きてすぐよりはある程度時間が経過したほうがすんなり食事出来るような気がします。
これは、身体の仕組みが過去の経験から計算されたものではないのかと私は思うのです。
人間の反射に人類の歴史を感じることは多々ありまして、苦味、酸味には嫌悪感を感じ、腐敗したものから身を守ってくれています。
他にも、赤は血を連想し危険を察知してくれますし、黒板に爪を立ててキィー!っとやると嫌な気持ちになります。(これは猿時代の名残?)
この様に、過去の経験から得た知識はDNAにデータ保存されている訳ですから、
朝起きてすぐにご飯が入らないなぁと思ったりするのは当然の反応ではないかと思うのです。
朝ご飯をしっかり摂りなさい。とよく聞きますが、あまり気にしないでもいい気がします。
毎日ご飯が食べることが出来ている飽食の現代では、一食抜けても何の問題もないでしょう。
食べたくなかったら食べない。
食べたかったら食べる。
自分の身体ですから自分の身体の反応に素直に従っていいと思います。
身体の反応はこれまでの人類の歴史の産物です。
それを否定してアレコレ言って指摘する人は多いです。
世の中を朝の味噌汁から推察してみました。
『料理』の言葉の意味は、物の道理を料ることだそうです。
料理ってやっぱり面白いですね。
↑おでんの大根は皮を厚く剥くことで、柔らかく美味しく仕上がります。味噌汁にはその皮を使いました。美味しいお味噌汁です。家庭料理にはこうした物を活かす行為が散りばめられています。